カーボンシャフト11.5mmと12mmの違い|どっちを選ぶべき?

11.5mmと12mm、カーボンシャフトはどっちを選ぶ?

カーボンシャフトを探していると、11.5mmや12mmという数字をよく目にします。

どちらも一般的に使われるサイズですが、わずか0.5mmの違いでも、実際に手にしたときの印象や操作感が変わることがあります。

「細い11.5mmのほうが高性能なの?」

「12mmのほうが安定している?」

「初心者なら12mmを選んだほうがいい?」

このように迷う人も少なくありません。

結論から言えば、11.5mmと12mmのどちらが絶対に優れているということではありません。

重要なのは、自分のストローク、プレースタイル、ひねりの使用頻度、好みの打球感などに合っているかどうかです。

この記事では、カーボンシャフト11.5mmと12mmの違いを、できるだけ分かりやすく比較していきます。

まず知っておきたい「11.5mm」「12mm」の意味

11.5mmや12mmという数字は、基本的にシャフト先端部分の直径を表しています。

0.5mmしか違わないため、一見するとほとんど同じように感じるかもしれません。

しかし、シャフトは手球に直接触れるパーツです。

そのため、先端径の違いによって、

・構えたときの見え方
・チップの大きさ
・ストローク時の感覚
・手球へのアプローチ
・ひねりを使うときの感覚

などに違いを感じる場合があります。

ただし、先端径だけですべての性能が決まるわけではありません。

同じ11.5mmでも、内部構造、先端重量、フェルール、テーパー、シャフト重量などが違えば、打球感や操作性も変わります。

11.5mmカーボンシャフトの特徴

11.5mmは、現在のカーボンシャフト市場でも人気のあるサイズの一つです。

比較的細めの先端径なので、手球の細かいコントロールやひねりを重視するプレーヤーから注目されています。

構えたときにシャフト先端が細く見えるため、手球に対してどこを撞くのかをイメージしやすいと感じる人もいます。

また、ひねりを多く使うプレースタイルでは、11.5mmを好むプレーヤーもいます。

ただし、「11.5mmだから必ずひねりが簡単」「11.5mmなら必ずLow Deflection」という意味ではありません。

あくまでシャフト全体の設計とプレーヤーとの相性が重要です。

12mmカーボンシャフトの特徴

12mmは11.5mmより少し太いサイズです。

先端にある程度のボリュームがあるため、構えたときに安心感を感じる人もいます。

特に、太めのシャフトに慣れている人がカーボンへ移行する場合、12mmのほうが違和感が少ないケースもあります。

また、初心者の場合、「細いシャフトを使いこなさなければならない」と考える必要はありません。

自分が構えやすく、ストロークしやすいサイズを選ぶことのほうが重要です。

11.5mmと12mmの違いを簡単に比較

それぞれの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。

11.5mm:

・比較的細め
・手球を細かくコントロールしたい人に人気
・ひねりを多用するプレーヤーにも選ばれやすい
・構えたときに先端が細く見える
・シャフトの細い感覚が好きな人向け

12mm:

・11.5mmより太め
・太めのシャフトに慣れた人にも合わせやすい
・構えたときに安心感を感じる人がいる
・初心者にも選択肢になりやすい
・しっかりしたシャフト感を好む人向け

ただし、これはあくまで一般的な傾向です。

製品によって設計が違うため、先端径だけで性能を決めつけないことが重要です。

11.5mmならローデフレクションになる?

ここもカーボンシャフト選びでは非常に重要です。

11.5mmとLow Deflectionは別の概念です。

11.5mmは主に先端径を表す数字。

Low Deflectionは、オフセンターで撞いたときの手球のスクワートを抑えることを目指したシャフト設計です。

そのため、

「11.5mm=Low Deflection」

ではありません。

ローデフレクション性能を考えるなら、先端径以外にも先端部の重量、フェルール、内部構造、テーパー、シャフト全体の重量配分などを見る必要があります。

カーボンシャフトを購入するときは、「11.5mm」という数字だけではなく、メーカーがどのような設計をしているのか確認しましょう。

ひねりを多く使うなら11.5mm?

ひねりを多く使うプレーヤーが11.5mmを選ぶケースはあります。

ただし、「ひねり=11.5mm」と決めつける必要はありません。

ひねりの使いやすさには、

・シャフトの先端径
・先端重量
・フェルール
・チップ
・テーパー
・シャフト重量
・ストローク

など、複数の要素が関係します。

さらに、ローデフレクション性能を意識する場合は、シャフトのフロントエンド設計も重要になります。

そのため、「ひねりを使うから11.5mm」という選び方より、

「ひねりを多用する自分のストロークに、このシャフト設計が合うか?」

という視点で選ぶほうが適切です。

初心者なら11.5mmと12mmのどちらがいい?

初心者に対して「必ず12mm」と決める必要はありません。

11.5mmでも問題なく練習できます。

逆に、12mmだから初心者にとって絶対に扱いやすいという保証もありません。

初心者がシャフトを選ぶ場合は、まず、

・構えたときに違和感がない
・ストロークしやすい
・重すぎない
・キュー全体のバランスが合っている
・自分が無理なく使い続けられる

といったポイントを優先するとよいでしょう。

特に初めてカーボンシャフトを使う場合、細さだけで判断しないことが大切です。

メープルから11.5mmカーボンへ交換する場合

メープルシャフトを使っているプレーヤーが11.5mmカーボンシャフトへ変更すると、かなり違う印象を受けることがあります。

素材が変わるだけでなく、

・シャフト径
・重量
・テーパー
・先端構造
・振動
・音
・打球感

などが変わる可能性があるからです。

例えば、これまで12mm前後のメープルシャフトを使っていた人が11.5mmカーボンへ交換した場合、単純に「カーボンになった」という違いだけではありません。

「太さが変わった」という影響も加わります。

そのため、初めてカーボンへ移行する場合は、可能であれば先端径だけでなく、シャフト重量やテーパーも比較しておくとよいでしょう。

11.5mmと12mm、打球感にも違いはある?

違いを感じる可能性はあります。

ただし、これは先端径だけで決まるものではありません。

カーボンシャフトの打球感には、素材だけでなく、内部構造、先端部、チップ、フェルール、重量、テーパーなどが影響します。

そのため、「11.5mmは硬い」「12mmは柔らかい」と一概には言えません。

同じ11.5mmでも製品によってフィーリングが異なる場合があります。

最終的にはスペック表だけでは分からない部分もあるため、レビューや実際の使用感、メーカーの商品説明なども参考にするとよいでしょう。

11.5mmカーボンシャフトを選ぶメリット

11.5mmを選ぶメリットとして考えられるのは、比較的細い先端による構えやすさや、細かな手球コントロールを好む人との相性です。

特に、

「ひねりを積極的に使いたい」

「手球のコントロールを重視したい」

「細めのシャフトが好き」

「現在使っているシャフトより少し細いものを試したい」

という人には、11.5mmは候補になります。

一方で、細ければ細いほど良いというわけではありません。

自分の手やストロークに合わないサイズを無理に選ぶ必要はありません。

12mmカーボンシャフトを選ぶメリット

12mmの魅力は、比較的標準的な太さに近い感覚を維持しやすいことです。

特に、

「太めのメープルシャフトから移行したい」

「細いシャフトは少し不安」

「構えたときの安心感を重視したい」

という人にとっては、12mmが候補になるでしょう。

また、シャフトの太さに慣れていることは、実際のプレーにおいて重要です。

どれだけ高性能なシャフトでも、構えたときに違和感が大きければ、自然なストロークをしにくくなる可能性があります。

BIZUの11.5mmカーボンシャフト

BIZUでは、29インチ・11.5mmのカーボンファイバーシャフトを展開しています。

11.5mmというサイズだけでなく、シャフト全体の品質と安定性にも注目して設計されています。

第三者機関によるSGS試験では、シャフトの剛性およびラジアルコンシステンシーについて確認されています。

試験では最大剛性差が2.06mmとなり、3.82mm未満という基準に対してPASSという結果が出ています。

また、温度変化を想定した環境シミュレーションでは、60℃、25℃、-10℃という温度条件を組み合わせたサイクルを5回実施。

部品の緩みや接着状態などが確認され、こちらもPASSとなっています。

こうした第三者試験の情報は、カーボンシャフトを選ぶ際に品質管理を確認する材料の一つになります。

ただし、これらの試験結果はシャフトの剛性、ラジアルコンシステンシー、環境シミュレーションなどに関するものであり、「11.5mmだからLow Deflection性能が証明された」という意味ではありません。

Low Deflectionについては、シャフトの構造や設計、実際の打球特性を別途考える必要があります。

11.5mmと12mm、価格で選ぶべき?

価格ももちろん重要ですが、価格だけで決める必要はありません。

カーボンシャフトは、ブランドによって価格差があります。

しかし、高価なモデルがすべてのプレーヤーに合うわけではありません。

例えば、初めてカーボンシャフトを試す人なら、

「自分が本当にカーボンのフィーリングを好きか」

「11.5mmと12mmのどちらが自分に合うか」

を確認することのほうが重要かもしれません。

コストパフォーマンスを重視するなら、価格だけでなく、素材、製造品質、仕様、保証、品質試験などを総合的に比較するのがおすすめです。

購入前に確認したいチェックリスト

11.5mmまたは12mmのカーボンシャフトを購入する前に、次の項目を確認してみましょう。

□ 先端径は11.5mmか12mmか
□ シャフト重量は自分のキューに合うか
□ ジョイント規格は適合するか
□ チップの種類は何か
□ テーパーは自分のストロークに合うか
□ ローデフレクションを意識した設計か
□ 品質試験や検査情報が公開されているか
□ 保証やアフターサービスがあるか
□ 価格は予算に合っているか
□ 自分のプレースタイルに合っているか

このチェックをするだけでも、数字だけを見て購入するリスクを減らせます。

結局、11.5mmと12mmはどっちがおすすめ?

最終的には、プレースタイルによって変わります。

細めのシャフトを好み、手球コントロールやひねりを重視するなら、11.5mmは非常に興味深い選択肢です。

一方、太めのシャフトに慣れていて、構えたときの安心感や従来の感覚を重視するなら、12mmが合う可能性があります。

ただし、どちらを選んでも、それだけでプレーが上達するわけではありません。

シャフトの性能を活かすには、安定したストロークと、自分のキューの特性を理解することが重要です。

そして、カーボンシャフトを選ぶ際には「11.5mmか12mmか」だけでなく、内部構造、先端部、重量、テーパー、チップ、ジョイント、品質管理まで確認することをおすすめします。

まとめ

カーボンシャフト11.5mmと12mmは、どちらが絶対的に優れているというものではありません。

11.5mmは細めの先端を好み、細かな手球コントロールやひねりを重視するプレーヤーに向いている可能性があります。

12mmは太めのシャフトに慣れている人や、構えたときの安心感を重視する人にとって選びやすいサイズです。

そして、最も重要なのは先端径だけでシャフトの性能を判断しないことです。

カーボン素材、内部構造、先端重量、フェルール、テーパー、チップ、シャフト重量など、さまざまな要素が組み合わさって一つのシャフトのフィーリングが作られています。

これからカーボンシャフトを選ぶなら、

「11.5mmだから良い」

「12mmだから安定している」

という単純な選び方ではなく、

「自分のプレースタイルにどちらが合うか」

という視点で比較してみてください。

自分に合ったサイズと設計のカーボンシャフトを選ぶことが、長く快適にプレーするための第一歩です。